わすらるる 節気の気配 ふれるたび こころの奥に 豊かさ還る

旅館ぬしや

些細な季節の うつろいを感じる

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ぬしやが大切にしたい『二十四節気』という日本人の繊細な感性

それは単なる日時の区切りではなく

「風の冷たさ」「光の傾き」「立ち上る土の匂い」「音色を変える虫の声」

自然の発する微細な兆しに名をつけ、

自然とともに心を巡らせてきた日本人の繊細な感性の結実である。

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日常の中で忘れられつつある、二十四節気の移ろい

時計とカレンダーが割り出した均一な時間の中では、その微細な兆しに立ち止まるゆとりすら失われてしまう。

都会の喧騒に飲み込まれ、季節は私たちが気づくのを待つことなく、いつしか静かに通り過ぎてゆくのです。

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此処で過ごす間、少しだけ立ち止まり、様々な自然の気配に耳を澄ませてみてください

季節の移ろいがこれほどまでに美しく、尊いものだったかと気づくとき

心に、本来の豊かさが満ちていきます。

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自然の息づかいに     包まれる

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窓辺の椅子に深く身を沈め、街の喧騒から遠く離れた山あいの空気を吸い込む。

ふと風が運び込む、雨上がりの濡れた草木の薫り。 夕暮れの空に響き渡る、ひぐらしの透き通る声。

やがて夜の帳(とばり)が下りれば、あたたかな灯りのもとで、虫たちの心地よいざわめきが空間を包み込みます。

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歴史を継ぐ本館と、静寂に包まれた離れ。

それぞれに趣の異なる客室は、すべて合わせても

わずか九室しかありません。

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広大な敷地にゆったりと間合いを設けているからこそ、

ほかの気配に遮られることなく、自然の細やかな息づかいを

すぐそばに感じられるのです。

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なぜ、この地に二十四節気を肌で感じる豊かな気配が残されているのか。

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聖徳太子の時代にまで遡り、開湯千三百五十年を誇る有福の湯脈。

時は幕府が財政再建と支配体制の再編を行った、いわゆる「享保の改革」の頃。

改革とともに街道の整備が進み、この地も宿場町として栄えてまいりました。

現存する有福温泉の旅館の多くはこの当時に湯宿としての営みを始めたと言われ、

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その山懐において「ぬしや」もまた、寛延元年(1748年)頃の創業と伝えられております。

以来、二百七十余年にわたり、幾千もの季節を見送ってきました。

かつて「東京から一番遠いまち」と称されたほどの、深い静寂。

現代に至るまでの時代の波や、過度な都市開発から遠ざけられてきたからこそ、

ここには古き良き里山の営みとありのままの自然の息づかいが残されているのです。

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しかし、それは自然をただ手つかずのまま遠ざけてきたことと同義ではない。

作為をもって景色をつくり変えるのではなく、かといって荒れるがままに放置するのでもない。

風の通り道をひらき、木々の息づかいに耳を澄まし、巡りくる季節の恵みを人の手で慈しむこと。

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自然のありのままの呼吸を妨げぬよう、そっと手を添えることによってのみ、

この三千坪の森は本来の美しさを保ち続けてきた。

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幾千の季節を吸い込んできた古民家の重厚な骨格と、静寂を守るわずか九室のゆとり。

先人たちが残してくれた豊かな自然の気配。そして、「二十四節気」という美しい感性を

これからも、実直な手と心によって守り継いでゆきます。

節気の移ろいに寄り添う、ささやかなご用意

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    ある季は、めぐる季節の潤いを

    立春には、一年の健やかな日々を願う、あたたかな梅昆布茶を。 夏至や小暑の暑い時期には、火照りを和らげる自家製の梅ジュースや紫蘇ジュースを。 その時々の節気に合わせたささやかな味わいが、長旅の疲れを優しく解きほぐします。

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    ある季は、自然の恵みに包まれる湯浴みを

    本格的な寒さが訪れる冬至のころには、無病息災を願う「ゆず風呂」をご用意いたします。

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    ある季は、森の欠片を旅の思い出に

    木々が鮮やかに色づき、落ち葉が舞う秋の節気には、敷地内で拾い集めた美しい落ち葉を使った「しおり作り」をご体験いただけます。

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    ある季は、大切な方へ季節の便りを

    夏の陽射しが眩しい頃には涼を届ける「暑中見舞い」や「残暑見舞い」を。寒さが厳しくなる冬の節気には温もりを届ける「寒中見舞い」を。その時々の季節に合わせて、大切な方の健やかな日々を願うお便りをしたためる静かな時間をご用意しております。

宿情報

【宿名】旅館ぬしや

【住所】島根県江津市有福温泉町955

【アクセス】車:浜田東ICより約15分 

      電車:江津駅より車で約20分

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